奉公さん 張り子を作る手順 |
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(1) | 人形の形になる型(かた)を粘土で作る。 |
型とは?:粘土にかしゅ(漆の代用品)を塗って約半月ぐらい十分に乾かしたもの。 | |
(2) | その型に、和紙→のり→和紙→のり〜、と順番に重ねて貼るつける。 |
この和紙は習字用で使用済みのものを使う。 (元々持ち遊ぶための玩具なので高価な材料は使わない) |
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ごく薄い和紙を6枚重ね貼りし乾燥させることで適当な厚みを持たせる。 | |
<思い出>かなり古い和紙があり、今で言う「お宝もの」だった記憶がある。 虫食いされるほど良い紙質だったようです。 |
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(3) | 型に貼り付けた後、晴天時に外で丸1日十分に自然乾燥させる。 |
部屋の中ならストーブでゆっくりと乾燥させる。 | |
<思い出>奉公さんなどが所狭しと並べられていたのを思い出す。 | |
(4) | しっかり乾燥後、竹のへらで人形の背に当たる部分をまっすぐ竹べらで切り抜き型から外す。 |
そのために型のちょうど背になる所に直線のくぼみを作っている。 切り裂いたところを糊をつけた和紙で目張りをする。 |
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(5) | こうして出来た張り子に地塗りをする。 |
地塗りにはゴフンとニカワを湯で溶いたものを混ぜ合わせたものを使う。 | |
(6) | 地塗りした張り子を外で天日干しをする。 |
この地塗り工程を3〜4回繰り返す。 | |
(乾燥は太陽熱でないと湿度・温度がうまくいかず、地塗りのゴフンが茶色に変色したり 紙が破けたりする。) |
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(7) | こうやって出来た白地の張り子に色づけをしてゆく。 |
ここで使う絵の具は8色(朱・黄・緑・茶・紺・青・赤・金粉)の岩料をニカワで溶く。 彩色は顔から描かれ、着物、紙の順で仕上げてゆく。 |